伝統と革新が生むオリーブオイル
大地への感謝の気持ちを胸に
そして、より高い品質の実現を目指して
ザハラ - オレイフィチョ・グッチョーネ
(ZAHARA Oleificio Guccione)
ジュゼッペ・ディヴィータ(Giuseppe Divita)
シチリア島ラグーザ県、キャラモンテ・グルフィ
(Sicilia, Ragusa, Chiaramonte Gulfi)
2024年 搾りたてオリーブオイル
生産者からのメッセージ
ザハラのオリーブオイルをご愛顧くださり、ありがとうございます
今年は、長く暑い夏によりシチリア全土でオリーブの収穫量は例年より大幅に減少しました。我々の土地キャラモンテ・グルフィでも70%減という厳しい状況となりました。量こそは少ないものの、オリーブの実は健やかなまま収穫へ向かうことができました。搾油所では、今年も新たな技術を導入し、今まで以上にアロマ豊かなオリーブオイルをお届けできるようになりました。
オリーブを健やかに育て、そのグリーンの果実の素晴らしさをそのままにオリーブオイルに仕上げること。そのことをしっかりと胸にとどめながら、この1年を乗り越えてまいりました。まさに、私たちの土地をそのまま表現するような、トンダ・イブレア種の素晴らしい風味があふれるオリーブオイルをみなさまにお届けできること、とても嬉しく思います。
日本のみなさまにお楽しみいただけるよう祈っています。
グッチョーネ搾油所 三代目
ジュゼッペ・ディ・ヴィータ
グッチョーネ搾油所のジュゼッペさん(右)とヴィートさん(左)の兄弟
大地への感謝の気持ちを胸に
シチリア島の南東部ラグーザ県にある小さな基礎自治体、キャラモンテ・グルフィ。周囲を渓谷に囲まれたこの地は、豊かな緑にあふれ、詩人や画家など多くの文化人たちを惹きつけてやみません。肥沃な大地から生み出されるエキストラバージン・オリーブオイルの質の高さでも有名です。
1966年、渓谷の真ん中で、グッチョーネ夫妻が自分たちの情熱のもと、オリーブオイルづくりを始めました。大地への崇高な感謝の気持ちを胸に、ていねいに収穫したオリーブの実を伝統的な圧搾機を使って潰し、搾油。この地の最初のフラントイオ(Frantoio(圧搾所))でした。
1990年代に入り、オリーブオイルの質をさらに高め、生産を向上させるためにできることはないかと考え始めたグッチョーネ夫妻。その探求心と挑戦は、息子のジョヴァンニへ、そして孫のジョゼッペとヴィートに受け継がれています。昔ながらの伝統製法に、品質をさらに向上させるための新しい技術を常にアップデート。良い部分をうまく組み合わせながら、ていねいにオリーブオイルを作っています。伝統と革新、そして代々引き継がれたオリーブの樹々への愛情と情熱。それが、彼らの何よりの強みです。
ザハラは、地元品種のトンダ・イブレア種100%のモノクルティバール(単一品種)。トンダイブレア種は、グリーントマトを思わせる青々さ、心地よい苦味などが素晴らしい品種です。ザハラは収穫したオリーブからさらに厳選して絞っており、その秀逸な風味を満喫いただけます。青さ、フルーティさが際立ち、シチリアらしさに満ちたオイル。広くゆったりと、500本以上のオリーブの樹々が続く畑には、樹齢100年近いものも。シチリアを代表するレストラン2軒がともにこのザハラをチョイスしています。