
モスト・ドゥーヴァ
すっきりとした甘さ。スッと身体に染み入る心地よさ。
コルクを「ポンッ」と開けるいい音。
グラスに氷を多めに入れ、溶けだすのを待つ時間さえまた幸せです。
みなさまの夏の思い出が素晴らしいものになりますように。
小さな生産者の大きな挑戦
ミラノから電車に乗ること約2時間。イタリア北部 エミリア・ロマーニャ州にあるモデナの駅に到着です。そこからさらに車で街の郊外へ走ること約30分。グエルゾーニ社 (Guerzoni)そして、彼らのぶどう畑が見えてきます。
1980年代初頭。バルサミコ酢の本場、モデナでお酢造りをしていたグエルゾーニ夫婦。まだ、イタリアにオーガニック認証が存在していなかった頃、夫婦は、究極の有機栽培といわれる「バイオダイナミック農法」に基づきぶどうを栽培することを決心します。
周囲の人々は、とても驚きました。それでも「安心して食べられる身体にいいものをつくりたい」その一心で地道に試行錯誤を繰り返し、バイオダイナミック農法にて一定量のバルサミコ酢を生産することに成功しました。

モデナに古くから伝わる貴重なジュース
グエルゾーニでは美しいほどに成長した果実をひとつひとつ手で収穫しています。
大切に育てられた有機ぶどうはバルサミコ酢やワインビネガー、そして、ぶどうジュースに生まれ変わります。
モデナに古くから伝わる飲みもの「モスト・ドゥーヴァ」(Most Duva)は、採れたての赤ぶどうを、皮とともに1〜2時間、55度程度で煮詰めるという伝統的な製法で作られます。地元品種であるフォルターナ、ランブルスコ・サラミーノ、アンチェロッタの3種を使用しています。とてもやさしい口当たりで身体にスーッと染み入るような味わい。皮やタネの渋みや旨味まで感じ、幾層にも重なる味わいが特徴です。
ポリフェノールはもちろんビタミンB1、B6、ビタミンC、マグネシウム、カリウム・・・暑い夏でお疲れ気味の身体が欲しがる栄養分がとても豊か。大切な方への贈りものにもおすすめです。